疾走

長文ポエマー密室バンギャル







雪はだめだ










比べてるとかでは(感覚的に)なくて、そうじゃなくて
ただなんというか思い出してしまった
意識を保ったままライブを見るのがつらい、全部飛ばしたい、下らない自意識を手放してそこにいたいんだけど
それが出来ない

何で思い出したんだろうな

好きになったのが最近のことで昔のことは詳しくは知らないし、それでいて知りたいと思う気持ちもあまりなくて、別段それを悪いことだとも思わなければ悔やむ気持ちもほとんどない
全てはタイミングだから
現に一度聴いて良いなと思いながらも選んではいなかったわけだし、だけど今になって、今が良いと思うからわたしはここを選んだわけで
好みとか、感受性とか、土壌は変化していくものだし

それでもバンドの歴史の話を聞くと、過去のことに思いを馳せることになるでしょ

多分まだ少しだけ希望を持っていたからああやってぐだぐだぐだぐだ恨み言重ねて泣き言言ってたんだと思うの
だけど今行ってるバンドのライブに行く度に少しずつ気持ちが動いていって、言葉で行動で示されるものがあって、それでやっと、本当の意味で「未来なんて無い」ことを理解して、口だけじゃなくて
わたしが死ぬほど好きだったあのバンドは永遠に帰ってこないんだと
ずっと前に進んできたバンドを見ていると実感させられる
ほんとは、心のどっかで「またいつか見られるんじゃないか」って思ってたんだよ
それをMERRYに叶えてもらおうとしてしまっていたところがあるから、余計に正気をなくせない
感謝も好きもめちゃくちゃあるんだけど、欺瞞的な申し訳なさが一握り、本当に烏滸がましい
わたしはここにいていいのかな

いつかまた、なんて、もう無いんだよ

今を肯定してしまうことの方が裏切りなんだろう、と、またしても幼い決着の付け方を選んでは、こうしてふとした瞬間に思い出して辛くなる
思い出すことが悪いとは思わなくなったけどそれでも自分の中で折り合いがつかない
群青を聴きながら泣いている人が少しだけ羨ましかった
わたしにもそんな空間はあったのにもう二度とそこには戻れない
MERRYでは泣けない
だけどそれは悪い意味だけではなくて、出来ればそこでは笑いたいんだ
cali≠gariで泣いていた分を取り戻すように







ごめん


7期cali≠gariのライブに行きたい
もう一度だけでいい
もう一度だけ世界をひっくり返してほしい
そしたらきっと、ちゃんと笑うから

やだな
もう書かなくて済むって思ったのに

ハコを出てからの景色があまりにも大学時代と重なってしまって
泣きながら雪の中を歩くとき、わたしはいつもcali≠gariを聴いていた、cali≠gariだけが傘になってくれていた
あの頃があまりにもわたしの中で大きくて
だから雪はだめなんだ

馬鹿だよね、ほんとに